24th STEP 泣きたいのはママよー!
誰が誰でしょう?(答:長男・長女・次女)
ただ今、次女の夜泣き真っ最中! 寝る前にさんざん泣いて、それから夜起きてびーびー泣いてころげまわり…、もう家族がみんな寝不足です。(その割には、朝、にこにこと起きてくるのですが)
そりかえりながら泣く次女を抱っこしながら、「もー、泣きたいのは私!!」…心の叫びです。
長男は新生児のときから絶え間なく泣く子でした。
保育器生活が長かったから、人肌恋しかったのかもしれません。抱っこをしていると眠りにつくのに、もう起きないだろうと思ってベッドにおくと、決まって20分後くらいに泣くのです。これを一晩中繰り返し、4ヶ月くらいこういう夜が続きました。
もう体力も気力も限界、えーい、踏み潰しそうで怖いけどもうこの際私が寝たいから、と横において寝かせると、その日から嘘のようにすやすや。(もう2人目からは「慣れ」て、添い寝なんて毎晩、となりましたが、1人目は何かと神経質なのです…)
夜中、おなかがすいて1回起きるというのが2歳半まで続いたものの、それ以外はぐっすり眠るようになりました。
長女は確信犯。
新生児のころから昼間は平気で6時間も7時間も寝続けるのです。こっちが心配して「おなかすいてないのー?」と起こしてみたくなるほどぐっすり寝るのです。
しかし! 夜になるとおめめパッチリで、何時間も起きておひざや抱っこをせがんで泣くのです。昼間は長男に手がかかるし忙しくしているからママにかまってもらえない、だから寝だめしとこう! と決めていて、夜になったら「いまだっ!」とばかりに起き出すみたい…。でも私は24時間営業ではない! 暇があったら眠りたい! そんな毎日でした。
主人は、長男のときも長女のときも、この「夜の戦い」にはノー・タッチでした。(仕事もあるから当然ですが…)
でも3人目となると、私が上の2人に手を焼いていると、次女を合間に見てくれたりするようになりました。主人の腕の中、背中の上で次女は眠りにつくこともたびたび。
ある日、主人が言いました。「…寝た後も、手をぎゅっと握ってはなさないんだよ。かわいいなー!」
私は思いました。
3人目も育てといていまさら何言ってるの? 上の2人も、そうだったんだよ!
ぐずってぐずって泣いて泣いて。
長男は、縦抱っこで寝るのがお気に入り。寝るとお口が半開きになるから、よだれで私の服が必ずべちょべちょ。
長女は横抱きが好き。お口はむん、と結んでへの字。夜中添い寝の「とんとん」も大好きで、私がうとうとして手が止まると、手をつかんで私を起こすほど。
次女はぐずぐずいいながら疲れ果てて眠ります。背中や、縦抱きの肩の上にしがみついて。夜、何度も起きては私を探します。この間は「ここだよ」というと、にこっと笑ってまたパタンと寝てくれました。
…3人とも違う寝つき。みんな同じなのは、てこずらせて困らせて怒って泣いて…、でも眠りについたその寝顔はすべての苦労を忘れさせてくれる「いやし」そのものだということ。
泣きたいほどだった気分が、「降参」するのです。…しょうがないか、明日もつきあってやるか! と。
だから子育てって、やっていけるんでしょうね。
大変なことも多いけど、だからこそもらえる喜びが、子供からやってくる。
神さまも、そういう風に私を喜んでくれているはず。
子どもを見たらそう確信するのです。