説教要旨
コリント人への手紙 第一(40) 15章1~11節
■<1~2>御霊の賜物から急にイエスキリストの福音(死と復活)に関して、あなた方の罪を負って死なれ、3日目に蘇られて、今も生きておられる。そこに立つもの達は救われると。これがコリントの方々への最後の事。12節を見るとコリント教会に死者の復活は無いという人がいた。死者の復活はないと言うのは異端である。また、クリスチャンでも福音に立たない時、例えば「異言を語れなければ救われていない」とする教会があったが、聖書のどこにも書いてない。聖書にあるのは、イエス様があなたの罪のために十字架に掛かり、そして3日目によみがえられた。それを信じなさい。イエス様の救いに混ぜ物をしてはならない。ただ福音を信じる。「私は本当に救われているのか?」と思うのは、「これができないと救われていない」という惑わしをサタンが入れてくるが、もう一度救いの祈りをすればよい。ローマ10:9-10 心で信じ、口で告白して救われる。口で言っても信じていない場合もある。■<3~7>パウロが言っていること7つ。(1)キリスト。2千年前に救い主がお生まれになった事を事実として信じる。(2)聖書。聖書が言うとおりに救い主が生まれ、聖書が言うとおりに地上生涯を歩まれた。だから私達は今、聖書を読み、学び、神の言葉を受ける。(3)私達の罪の身代わりとなって、十字架に掛かり死なれた。これは旧約時代から続く生贄。(4)葬られ、また聖書の示すとおり3日目に蘇った。(5)ケパや12弟子に現れた。つまり、主のよみがえりには証人がいる。(6)500人以上の多くの方々(使徒だけでなく)にも現れた。(7)イエスキリストを宣べ伝える弟子達は命を懸けて全世界をめぐり福音を語り尽くした。その代表的なものたちは「私はイエスキリストの救いを見た、よみがえりを見た、そのイエス様を信じよう。」これは重要な事。■<8~9>パウロは迫害者で、神の働きを妨害する者だった。だから使徒として呼ばれる価値の無い者だと。■<10>今日、覚えて頂きたい事は、神の恵み。イエスキリストの死と復活を信じる私達は神の恵みを受ける特権を受けた。恵みとは値なしに与えられるもの。恵みによって今のパウロとなった。私達も恵みによってパウロと同じように、赦され解放され、祝福される。■<11>復活を信じない者はイエスキリストが共におられるという恵みを失う。ノンクリスチャンと同じで、イエスキリストの復活の力、よみがえりの後の神が共におられる恵み、祝福を持たない。十字架が一番重要。同時に、キリストは復活され共におられ、今もこの場におられる。私達はそのキリストを信じている。パウロ達はその事を伝え、コリントの方々にあなた方はこのことを信じたのです。もう一度確認しなさいと語った。(文責:宮城末子)