<連載14>
私たちと一緒にドイツからチームの人々が来ておられ、この人達はこの町のサッカー場で
クルセードをすることになっていました。
となりのピエロに扮している姉妹は、アメリカから来ている宣教師で前回の時に仲良くなりました。
クルセードでピエロに扮して奉仕をするとのことでした。
後ろにいる男の子は、イリエさんの息子でベニヤミン君です。
すごい奇蹟を体験した兄弟で、日本が大好きで日本に行きたいと言っていました。
その奇蹟について、イリエさんが書かれた本の中に証をされているので、
そのまま抜粋したいと思います。
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*祖国ルーマニアからの脱出より*
P173〜
「それは最悪の事態であった。
農場で使っているトラックが急に動き出し、
ベンジャミンを巻き込んでしまったのである。
ベンジャミンの頭はほとんど真っ平らになっていた。
あわてて救急車を呼んで病院へ連れて行った。
しかし、ベンジャミンは奇蹟的ないやしを体験するのである。
レントゲンの検査の結果を見た医者は、
何が起こったのか全く理解できないという表情であった。
『信じられん、こんなことがあろうはずは・・・。いや全く信じられん。
3時間前に撮ったレントゲンでは、確かに頭はつぶれている。
でも、今は何の異常もないじゃないか。
この3時間に一体何が起こったんだ・・・。
今見るかぎり、脳には何の障害も見られん。』
ベンジャミンの奇蹟の回復を通して、私たちはみな神の力と
憐れみをはっきりと、この目で体験することになった。」