初めはあまり声が聞こえませんでしたが、
ある日、マイクを通して竜征君の声が大きく聞こえたのです。

隣で歌っていたSさんは「竜征君は、大人の歌い方をするんですね!」
と、驚いていました。とても良い声でプロのような歌い方をしていたのです。

わたしは深い感動を覚え、神様をほめたたえました。
神様は竜征君に素晴らしい声を与えておられたのです。

 
(写真 南九州予選大会のとき)

ゴスペル予選コンテストのとき、
「賛美隊☆鹿児島」(ヤングのゴスペルグループ名)は、
南九州予選を4位で通過し、九州予選に出場しましたが、
結果は白馬の全国大会には出場することはできませんでした。


しかし、多くの人たちから
「賛美隊鹿児島は上手になったね」と言われ、感動しました。

しゃべらない彼に語られた主のことば

「賛美隊として立ちなさい」

 約4年前に長野竜征君に語られた預言のことばがありました。
「賛美隊として立ちなさい」というものでした。それは、私たちの教会の責任長老牧師を通して語られた預言のことばでした。

わたしはこの預言のことば(預言のことばは吟味が必要)を聞いた時、
「どうしたら賛美隊として立つことができるだろう?」と思いました。
なぜなら、彼はしゃべらなかったからです。

小学生の低学年までは話していたようなのですが、
何があったのか分からないのですが、しゃべらなくなってしまったのです。

そして、去年の12月、教会のゴスペルコンテストの教会予選が1月に行われ、
3月に熊本で南九州予選、5月5日に九州予選(長野県白馬で毎年開かれる
全国グループコンテストの地区予選会)が長崎で行われることに決まりました。

その時、わたしの思いの中に、ヤング礼拝が終わってから竜征君にゴスペルの
練習をしてもらったら、という思いが与えられました。
それでヤング礼拝の前に竜征君に話したのです。

その時、わたしを見た竜征君の目は充血していて、
パニックに陥っている様子でした。しかし彼は礼拝の中で平静を取り戻していきました。

礼拝が終わったとき、「どうしよう」という表情で立ち上がった竜征君に、
娘が「少しだけ練習しよう」と誘ってくれました。
そして、賛美隊としての練習が始まったのです。

ヤングのメンバーと一緒に。
(左から2番目が長野竜征君)

アスペルガー症候群?自閉症?

「賛美隊として立ちなさい」

高校はコンピュータの専門学校のJ高校に通い、
マルチメディア科で学び、その後、付属の専門学校に進学しました。
2007年3月に卒業しましたが、就職はしませんでした。

両親はクリスチャンで、家族で教会の礼拝に来られていました。
両親は心配して、発達障害の専門の先生に相談しました。
先生は「恐らくアスペルガー・自閉症でしょう」と言われたとのことでした。

人前で自己紹介も

そして、6月に「喜入の里」という大きな介護施設でコンサートが
導かれ、練習をしていた時、N君が「竜征君も一緒に行きましょう!」
と誘ったのです。その時、竜征君はとても嬉しそうな表情をしたのです。

そして、彼は初めてゴスペルコンサートに参加することになったのです。
コンサートの前の打ち合わせで、わたしは竜征君がしゃべらないということを
まったく忘れてしまい、「今回は舞台に1列に並んで自己紹介をしましょう」
と言ってしまったのです。

ところが、彼はきちんと自己紹介をしたのです。
わたしは驚き、喜びました。


コンサートは祝福のうちに終えることができ、
主任さんはコンサートをとても喜んでくださり、竜征君に
「良い声をしているね!」とほめてくださいました。


今、竜征君はヤング礼拝の司会やサイドに立って、
賛美の奉仕もしています。
そして、毎月持たれるゴスペルコンサートや、チャリティコンサートにも
忠実に参加して、メーンボーカルとして神様を賛美し続けています。

 
(写真 ロビーコンサートで)

私たちは竜征君にさらに深い癒しと解放が与えられるようにと
心から願い祈っています。

神様にすべての栄光をお帰したします。


 
                               デボラ大内保子

 ※この証は、聖なる都エルサレム教会の牧師が、
教会員の長野竜征君の承諾を得て書いたものです。





 奇蹟を信じ/作詞作曲:瀬之口彩 (やすらぎ12集より)

   歌:長野竜征  ←こちらから賛美がお聞きになれます!






わたしは約3年前に牧師として任命されました。
そして、ヤング礼拝のご奉仕を担当するようになりました。

神様は竜征君を賛美隊として召しておられると思いましたので、
人前で歌うためには、まず人前で声を出す訓練をしなければという思いが
与えられ、ヤング礼拝の前に祈る時をもっていたので、
わたしのあとに付いて祈ってもらうことにしました。
すると竜征君は大きな声で祈ったのです。

次に、礼拝の中で聖書朗読のご奉仕もしてもらうことにしました。
彼は、とてもきれいなイントネーションで大きな声で正確に読んでくれました。
わたしはとても感動しました。

人前で声を出す

賛美として

ある日、マイクを通して声が!