主日礼拝説教要旨

2013年1月27日 ヨハネ森啓一牧師

へブル人への手紙連続講解 13回目 7章1節~3節

メルキゼデクは創世記の14章に突然出てきて突然消えていますが、へブル人への手紙の主題のひとつです。 アブラハム(当時アブラム)は、聖書中 最も祝福された一人です。何故祝福されたのか、そのポイントを、ロトと対比しながら見て行きたいと思います。 アブラムは神のことばを受けて従いました。(使徒7:1~4)でもロトは神のことばを受けていませんでした。神のことばの約束がなくてついて行きました。持ち物が増え、一緒に住むことができなくなって、たがいの家畜の牧者間に争いがおこったので、別々にすむようにアブラムはロトに持ちかけました。そしてロトに先に住む場所を選ばせました。アブラムは伯父さんだから権威が上ですが、ロトに選ばせました。ロトは神のことばからくる約束のところ、神のところにいなかたったのでロトは目に見える所欲するものを求めてしまいました。 神の約束のことばを受けて従うということと、約束のことばが無いとき失敗しやすいことを覚えてください。ロトはソドムの近くまで天幕を張りました。(創13:1~13)そして遂にソドムで住むようになりました。(創14:12)ソドムとゴモラの全財産と食糧全部が奪われたとき、ロトとその財産をも奪い去られました。アブラムは318人のしもべを召集して、すべての財産や人々を取り戻しました。メルキゼデクはパンとぶどう酒を持って来てアブラムを祝福しました。アブラムは、すべての物の十分の一を彼に捧げました。アブラムは神によって勝利を取ったと知っていました。ソドムの王が言って来ました。「人々は私に返し、財産はあなたが取ってください。」アブラムは「何一つあなたの所有物から受取らない。それはあなたが アブラムを富ませたのは私だと言わないため。」と言いました。栄光を取らないように、栄光を神に帰すことを覚えてください。(創14:1~24) (文 谷本)