主日礼拝説教要旨
2012年10月14日 ヨハネ森啓一
へブル人への手紙連続講解NO1 1章1節~3節
普通、手紙には著者と受取人と目的があります。この手紙の著者はいろんな説がありますが不明です。受取人はユダヤ人クリスチャンです。手紙の中に祭司についての記述などユダヤ教について多く触れられているからです。
使徒の働き6:7こうして神のことばは、ますます広まって行き、エルサレムで弟子の数が非常にふえて行った。そして、多くの祭司たちが次々に信仰にはいった。と書かれています。
ユダヤ人コミュニティーの中でユダヤ教の習慣を持ちながら生活していました。ユダヤ人の中心はユダヤ教・旧約・律法です。クリスチャンの中心は、信仰です。その中で迫害が始まり、再びユダヤ教に戻るようなことがありました。
ペテロでさえそういう行動を取っていることが ガラテヤ人への手紙2:11~13に書かれています。異邦人もユダヤ人もイエス・キリストを信じる信仰によって救われるところに立ち、いっしょに食事をしていたにもかかわらず異邦人から離れて行って再び元の生活に戻ろうとしていました。
イエス様を信じた時、明確に救いが来たのに、以前と同じ生活にぶつかることがあります。ユダヤ人クリスチャンを励まし、信仰にとどまるようにへブル人への手紙は書かれました。
そして今日学びたい一つのことは神は語られるということです。
むかし 旧約時代、アダム・ノア・アブラハム・ヨセフの時は直接、民族が形成されてからは預言者・王によってユダヤ民族に語られました。
今の時代は御子によって、信仰によって個人に、また新約時代は教会に神の語りかけがあります。(エペソ人への手紙1:23)教会観はすごく大切です。
私たちが教会にしっかりつながり、語られる主に言葉に従いながら歩んで行きましょう。その中で主のすばらしさを体験して行くのです。
主は私たちを祝福するために今も語ってくださっているのです。