主日礼拝説教要旨

 

2012年6月24日 ヨハネ森啓一牧師

テモテの手紙第二 2章19節~26節

教会の中で、偽教師が誤った教えを振り播き、その誤った教えが癌のように広がって、蔓延していました。背教者も出て、除名された者も居ました。 それにもかかわらず、礎は堅く据えられています。土台はイエス・キリストです。 イエス・キリストは神のことばです。 正しく解釈された神のことばは、使徒・預言者を通して多くの人々に正しく取継がれました。この土台の上に教会は立っており、私たちも立っています。そこに立っていたら大丈夫なのです。 礎には二つの銘が刻まれています。ひとつは主はご自分に属する者を知っておられます。そうでない者も知っておられ、はっきりと区別されます。もうひとつは主の名を呼ぶ者は誰でも不義を離れなさいということです。 土台の上にしっかり立ちながら、違うものから離れることはすごく大切です。 大きな家は教会です。色んな器が教会にはあります。金や銀の器は尊いこと・尊敬に価することに用いられます。木や土の器は卑しいことに用いられますが、偽教師が教える教えから離れるなら尊いことに用いられるようになります。 今日の箇所で「離れ」「避け」ということばが4回も登場します。21節の「聖める」ということは徹底的に 十二分に除去するという意味です。ですから、主に無い教え、主に反する教えなどには触れない、離れることが大切です。 22節からはテモテに対して言っています。神は惑わされている者にも救いの計画を持っています。反対者にも、悪をもって報いることはせず(ローマ12:17~21)柔和(感情的にならず温和)な心で、まちがいを指摘しつつ、真理をまっすぐに解き明かしていきなさい、言っています。ただ、 惑わされやすい方々は、避ける・触れないようにすることは大切なことです。 (文 谷本)