主日礼拝説教要旨
2012年6月17日 テモテへの手紙2章14節~18節 ヨハネ森啓一牧師
真理の御言葉をまっすぐに語る
教会に入りこんだ偽教師が 言葉についての論争を引き起こしていました。このような論争は無益であり 人々を滅ぼしてしまいます。言葉の論争をしないために何が必要でしょうか?働き人が 偽教師に対抗する最も重要な事は、神に自分を捧げる「献身」なのです。15節「熟練した者」とは、「献身者」であり 「神の言葉をまっすぐに解き明かしていく人」という意味です。偽教師が持ってくる「偽りの教え」「言葉についての論争」に対して、「真理の御言葉を正しく解き明かす働き人」として献身し、立ち向かっていく必要があるのです。そのためには何をすればよいか 4つのポイントから見てまいりましょう。
①聖書を読む
御言葉は御言葉によって 解釈していくことです。その為にも 聖書を読み込む必要があります。
②聖霊に聞く
神の御言葉には 理解しにくい場合があります。御言葉が理解できない時には、祈りを通して聖霊に聞くことです。ヨハネⅠ2:27には 聖霊が解き明かしてくださると書かれています。
③み声に聞き従い、御心を行う
御言葉を信じたなら 従うことが重要です。御言葉には力がありますが、語る人がその言葉に従っていなければ 説得力がありません。御言葉に従い御心を行っているなら 神を体験するのです。神の言葉が生きて働いていることを自分自身が知るだけでなく、周りの人々がそれを見るようになるのです。
④偽りの教えに対しては 触れない聞かない
偽りの教えは 信仰の歩みに癌のように広がり 信仰が蝕まれていきます。私達の正しい信仰を倒す偽りの教えに対しては、触れない 聞かない 離れるという対応をとる必要があります。戦っていかなければなりません。またそれとともに 私達の思いを 神に持っていくことも大切です。感謝し祈り 意識を神に持っていく時に 私達は祝福を受けるのです。
これから終末の時代に入り 神の特別な事柄が成就する時代に入ってきました。また偽りの教えが 蔓延する時代でもあります。だからこそ 私達は自分自身を神にささげ(献身) 真理の御言葉をまっすぐに解き明かしていく必要があるのです。
(文 小川)