主日礼拝説教要旨
2012年6月3日 主日礼拝メッセージ ヨハネ森啓一牧師
テモテへの手紙第2 2章1~6節
「働き人(奉仕者)の姿勢について」
パウロはテモテに命令しています。「新しい奉仕者を訓練し建て上げていきなさい。」と、パウロは奉仕者の姿を3つのたとえで現わし、それぞれの特徴を述べその姿をクリスチンの姿として現しました。
①兵士→リーダーに徹底して従い世の事柄を中心としない。クリスチャンとして→最高司令官であるイエス・キリストを喜ばすことを第一にする。
②競技する者(オリンピック選手)→ルールに従って競技を行い厳しい訓練をなす。クリスチャンとして→目標を目指して訓練をうける。全ての者が神の栄光を現すことができる。
③労苦した農夫→労苦、苦しみがあるが素晴らしい実を収穫することができ、その実を多くの人々に分け与える事ができる。クリスチャンとして→労苦なしでは神の祝福、恵みを受けることが出来ない。
この3つのたとえには、共通するキーワードがあります。それは「私と共に苦しみを共にしてください。」です。私達の人生にも労苦、苦しみはありますが、神が共におられますから忍耐と共に素晴らしい栄光の実が現れます。兵士はリーダーの言う事を聞く事により、戦いを通して勝利を受ける事を知っています。競技者は厳しい訓練を通して、栄光を受ける事を知っています。農夫は労苦を通して、良い物を収穫する事が出来る事を知っています。私達もクリスチャンとして、神のビジョンを見、そこにむかって歩んで行くとき神の栄光を見ます。パウロはこの様にたとえを用いながら、奉仕者の姿を現しています。
これからさらに困難な時代に入っていきますが、クリスチャンとして神のビジョンをしっかり見据、教会、祈り、御言葉(基本的信仰生活)をしっかりさせ、神の助けと力により一歩一歩進んでいきましょう。不可能な壁は打ち砕かれ、驚くべき神の恵みが、日本、世界に現れてきます。その働きの為に私達は生かされているのです。(文責 森本)