主日礼拝説教要旨
2012年4月29日 主日礼拝 ヨハネ森啓一牧師
テモテへの手紙第1 6章1節~10節
エペソ教会において偽教師の問題が起こってきていました。 [3節]偽教師の特徴が出てきています。それは、違ったことを教え、主イエス・キリストの健全なことばと敬虔にかなう教えに同意しない。主イエス・キリストの健全なことばと敬虔にかなう教えとは、神の言葉のことです。つまり違ったことを教え、神の言葉に同意しない、ぶつかってくる、これが偽教師の特徴です。そして、その結果、その人々は高慢になるのです。高慢は罪の元です。教会は間違った教えを見分けなければいけません。そのまま受け入れれば問題が多く許されるからです。私達の信仰において、神の言葉はなによりも大切であり、全てのスタートであり、基準、基盤です。私達の信仰も教会の歩みも神の言葉がスタートとなるのです。サタンはそのことを知っていますから、教会に違った教えを入れてくるのです。正しく見分けて正しく対応をしなければいけません。私達が神の言葉に同意するならば、私達は低くされ、霊も肉体も祝福され人生は潤されていくのです。同意するとは、神の言葉を聞いて、受け止め信じ従うことです。[4節]しかし、同意しなければ高慢になり何一つ悟らず疑いねたみ争いそしり悪意の疑りが生じる病気になり、最悪には滅びという死を刈り取ってしまう事もあるのです。ですから教会は違った教えに対し立ち向かい戦っていかなければいけません。[5節]もう一つの偽教師の特徴は利得主義です。 利得主義とは金持ちになりたがる、お金に心が占領されている事です。知性が腐ってしまうとは知性が働かないということです。真理を失うとは信仰がなくなることです。偽教師に同意するならば、高慢になり知性が働かなくなり信仰さえ奪いとられてしまうのです。これはサタンがすることです。私達は神の言葉に常に立ち返り神の言葉で判断することが大切です。敬虔を利得の手段と考えるとは自分の利益を中心に考えるということです。[6節]クリスチャンが利益を受ける道とは、心が神の言葉で神の愛で神の恵みで、平安と喜びに満たされ、神を信じ神を畏れ神を敬うという信仰を伴う心を持つことです。これが人が本当に祝福される道であり、決してお金ではないのです。お金は人を祝福しません。神、神の言葉が祝福するのです。しかし偽教師はお金が中心になっています。[7節]この世のものは私達の中心ではありません。神、神の言葉が中心なのです。[8節]衣の原語は覆う、羽織るという意味です。一つは洋服の事一つは雨風から守るという意味もあり家の事をいっています。着物があり家があり食べ物があれば祝福なのです。それ以上お金を、又きらびやかな生活を求めそれらを中心にしてはいけません。何よりも、神、神の言葉を中心にすることをこの中で教えています。[9節]金持ちになりたがるとは金持ちに心が占領されることです。誘惑と罠はサタンのものでありお金、欲にはサタンが働きやすく人々を永遠の滅びと破滅にみちびきます。ですから気をつけなければなりません。[10節]あらゆる悪の根をたどって行くと金銭に必ず繋がっていきます。私達は神に聞き従い感謝の声賛美の声喜びの声を上げて、神の感謝と賛美の根をどんどんはらせて行きましょう。信仰の歩みの根は深く張られて行き、違った教えを打ち砕いていきます。しかし違うものを中心に置くならば悪の根が人生に根を落としてしまうのです。だから気お付けましょう。[11節]私達の立つべきところは神の言葉です。常に神の言葉に同意しましょう。そして謙り神の祝福霊的祝福を受けていきましょう。祝福を奪いに来るものがいます。しかしそれに対し勇敢に戦って行かなければなりません。主に聞いて従い喜びの声をあげ圧倒的勝利を受けていきましょう。これから教会が成長していきます人々が増し加わり多くの牧師、伝道師がたてられ宣教師が遣わされていきます。いろんな働きが進んでいくでしょう、神の計画は全て神からはじまります。神の言葉に同意し神に従っていきましょう。それらにぶつかる偽教師偽預言者がやってきますが、それらを正しく見分けて正しく対応していきましょう。